介護福祉士の実際の合格率とこれまでの実際の合格率の推移について解説します。また介護福祉士の合格点や合格ラインの目安についても合わせて解説します。介護福祉士に合格できる最低ラインから合格する人の特徴までそれぞれ合わせて解説するのでぜひ参考にしてみてください。
いきなり最終結論!介護福祉士の合格率を徹底調査
介護福祉士の合格率は、直近の試験では70%から84%程度で推移しています。国家資格の中では比較的高い合格率を維持していますが、それでも受験者の約2割から3割が不合格になります。
介護福祉士の試験は年に1回しか実施されないため、不合格になると翌年まで待たなければなりません。そのため、しっかりと対策を立てて試験に臨むことが重要です。
介護福祉士は、介護の現場で必要とされる専門的な知識と技術を証明する国家資格です。合格率が比較的高いといわれる一方で、試験範囲が広く、働きながら勉強する受験者も多いため、決して簡単な試験ではありません。介護福祉士の資格取得を目指す方は、まずこの合格率の実態をしっかりと把握しておきましょう。
介護福祉士の合格率の推移
介護福祉士の合格率は年度によって異なります。近年の推移を確認しておくことで、試験の難易度の傾向が把握できます。
第36回(2024年)の介護福祉士試験の合格率は約82.8%でした。第35回(2023年)は約84.3%と高い合格率を記録しました。第34回(2022年)は約72.3%、第33回(2021年)は約71.0%でした。
第32回(2020年)は約72.0%、第31回(2019年)は約73.7%、第30回(2018年)は約70.8%となっています。こうして並べてみると、介護福祉士の合格率は70%台を基本としながら、近年では80%を超える年も増えてきていることがわかります。
ただし、介護福祉士の合格率が高い年でも、すべての受験者が合格できるわけではありません。合格率の高低に関わらず、毎年一定数の受験者が不合格になっています。介護福祉士の資格取得を確実にするためには、年度によらず十分な準備が必要です。
介護福祉士の合格点と合格ライン
介護福祉士の試験は全125問で構成されており、満点は125点です。介護福祉士に合格するための基準は大きく2つあります。
1つ目の条件は、総得点が75点以上であることです。これは全体の約60%にあたります。介護福祉士の合格ラインとして、まず75点という数字を目標にする受験者が多いです。
2つ目の条件は、全11の試験領域でそれぞれ最低1点以上を獲得することです。介護福祉士の試験では、特定の領域で0点を取ると、たとえ総得点が75点を超えていても不合格になります。
この2つの条件を同時に満たすことが、介護福祉士に合格するための絶対条件です。総得点だけでなく、各領域でまんべんなく得点することが求められます。介護福祉士の試験対策では、苦手な領域を放置しないことが合格への近道です。
介護福祉士の合格率が低い理由
介護福祉士の合格率は国家資格の中では比較的高いとされていますが、それでも毎年不合格者が一定数存在します。その主な理由としていくつかの点が挙げられます。
まず、試験範囲が非常に広いことが挙げられます。介護福祉士の試験は、介護の知識だけでなく、医療、社会福祉、心理学など多岐にわたる分野から出題されます。全ての領域を網羅するためには、計画的な学習が必要です。
次に、介護福祉士の受験者の多くが働きながら勉強しているという点があります。介護の現場で日々忙しく働きながら、試験勉強の時間を確保するのは容易ではありません。学習時間が十分に取れず、準備不足のまま試験に臨む受験者もいる。
また、前述の通り、全11領域で最低1点を取らなければならないという条件も、介護福祉士の合格を難しくしている要因の一つです。得意な領域だけに集中して勉強するだけでは、苦手な領域で0点を取ってしまうリスクがある。介護福祉士の試験では、バランスよく全領域を学習することが不可欠です。
介護福祉士の合格点と合格ライン
介護福祉士の合格ラインに達するための具体的な勉強方法について解説する。
介護福祉士の合格点である75点を確実に超えるためには、全領域をまんべんなく学習することが基本です。特に苦手な領域があれば、重点的に時間をかけて克服する必要がある。介護福祉士の試験範囲は広いため、早めに学習計画を立てることが大切です。
過去問を繰り返し解くことも、介護福祉士の合格ラインに近づくための有効な方法です。介護福祉士の試験では過去問と類似した問題が出題されることも多く、過去問演習を通じて出題傾向を把握することが押さえておきたい点です。
介護福祉士の試験では、テキストや参考書を使った基礎知識の習得に加え、模擬試験を活用して本番と同じ環境で練習することも大切です。時間配分を意識しながら解く訓練を積むことで、介護福祉士の試験での得点力が上がります。80点以上を目標に設定して学習することで、合格ラインに余裕を持って到達できる。
介護福祉士の合格ラインは変動する?
介護福祉士の合格ラインは、毎年変動する可能性がある。基本的な合格基準は「総得点125点中75点以上」かつ「全領域で1点以上」ですが、試験の難易度によって合格基準点が調整されることがある。
試験が特別に難しい年は、合格ラインが引き下げられることがある。反対に、試験が比較的易しい年は、合格ラインが上がる場合もある。ただし、介護福祉士の場合は大きな変動が起きることは少なく、おおむね75点前後が合格ラインとなっている。
受験者は合格ラインの変動に一喜一憂するのではなく、毎年の標準的な合格ラインである75点以上を目標にして学習を進めることが確認しておきましょう。80点以上を目標に設定すると、介護福祉士の合格ラインに変動があった場合でも余裕を持って対応できる。
介護福祉士の試験は、合格ラインの変動よりも、自分の実力を確実につけることが大切です。安定した得点力を身につけることで、どのような年度でも介護福祉士の試験に対応できるようになる。
介護福祉士の受験や合否に関するよくある質問
介護福祉士の受験や合否に関して、受験者からよく寄せられる質問をまとめました。受験を検討している方はぜひ参考にしてください。
介護福祉士の試験は何回まで受けられますか?
介護福祉士の試験に回数制限はありません。受験資格を満たしている限り、何度でも受験することもできる。ただし、試験は年に1回しか実施されないため、不合格になった場合は翌年まで待つ必要です。
介護福祉士に不合格になった場合、次はいつ受けられますか?
介護福祉士の試験は年に1回実施されます。不合格になった場合は、翌年の試験に再受験することもできる。再受験の際も、受験資格を満たしていることの確認が必要です。介護福祉士の受験資格には実務経験の要件があるため、あらかじめ確認しておきましょう。
介護福祉士の合格発表はいつですか?
介護福祉士の試験は例年1月下旬から2月上旬に筆記試験が行われる。合格発表は例年3月下旬頃に実施されます。合格者には合格証書が送付されるとともに、公益財団法人社会福祉振興・試験センターのウェブサイトで合格者の受験番号が公開されます。
介護福祉士の試験に合格するために必要な勉強時間はどれくらいですか?
介護福祉士の試験に合格するためには、一般的に200時間から400時間程度の勉強が必要とされている。ただし、介護の現場での実務経験がある方は、基礎知識がある分、勉強時間を短縮できる場合がある。勉強時間はあくまでも目安であり、個人の学習能力や経験によって異なる。
介護福祉士の試験に向けた効果的な勉強方法はありますか?
介護福祉士の合格に向けた勉強方法としては、過去問の繰り返し演習、テキストによる基礎知識の習得、模擬試験の受験などが効果的です。特に過去問演習は、介護福祉士の試験の出題傾向を把握するうえで欠かせません。また、苦手な領域を早期に発見して重点的に対策を取ることも、介護福祉士の合格率を高めるうえで大切です。
ランキング表
介護福祉士と関連する資格の難易度や偏差値をランキング形式でまとめました。介護福祉士の資格取得を検討している方は、他の関連資格と比較してみてください。
ランキング表は、順位だけで判断せず、難易度・学習時間・受験条件をあわせて見ることが大切です。自分の現在の知識量や確保できる学習時間によって、取り組みやすい資格は変わる。表では全体像を確認し、気になる資格は公式情報や試験要項も確認してください。
| 順位 | 資格名 | 難易度 | 偏差値 | 取得にかかる勉強時間 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 社会福祉士 | 高い | 58 | 500時間から1000時間 |
| 2 | 精神保健福祉士 | やや高い | 55 | 400時間から600時間 |
| 3 | ケアマネジャー(介護支援専門員) | やや高い | 54 | 300時間から500時間 |
| 4 | 介護福祉士 | 普通 | 52 | 200時間から400時間 |
| 5 | 介護職員初任者研修 | 低い | 40 | 130時間程度 |
参考情報
制度や試験内容は変更される場合がある。最新情報は公式情報もあわせて確認してください。

