英検1級の合格率を徹底解説!実際の合格ラインも合わせて紹介

英検1級の実際の合格率とこれまでの実際の合格率の推移について解説します。また英検1級の合格点や合格ラインの目安についても合わせて解説します。英検1級に合格できる最低ラインから合格する人の特徴までそれぞれ合わせて解説するのでぜひ参考にしてみてください。

いきなり最終結論!英検1級の合格率を徹底調査

英検1級の合格率は、例年おおむね10%前後で推移しています。英検の各グレードの中でも最高難度に位置する英検1級は、受験者数そのものが他の級と比べて少なく、かつ合格率も非常に低い水準にあります。

英検1級を受験するのは、英語を専門的に学ぶ大学生や社会人、英語を日常的に使用するビジネスパーソン、通訳・翻訳の仕事を目指す方など、すでに高い英語力を持つ層が中心です。それでも合格率が10%程度にとどまるのは、英検1級の試験内容が極めてハイレベルであることを示しています。

英検1級に合格するためには、TOEICで900点以上、もしくは英語圏の大学院入学に必要とされるレベルの語彙力と読解力が求められます。英検1級は単なる英語力の上達を測る試験ではなく、英語を実際のビジネスや学術の場で使いこなせるかどうかを問う試験です。英検1級の難しさと合格率の低さには、こうした試験の性質が大きく関係しています。

英検1級の合格率の推移

英検1級の合格率は、過去数年にわたっておおむね10%前後を維持しています。日本英語検定協会が公表するデータによると、近年の英検1級の合格率は安定した傾向を示しており、特定の年度で大きく上昇したり下降したりすることはほとんどありません。

2018年度の英検1級の合格率は約10.1%でした。2019年度は約10.3%、2020年度は新型コロナウイルスの影響で試験の実施回数が減少したものの、合格率は例年とほぼ同水準の10%台を維持しました。2021年度以降も英検1級の合格率は大きく変動することなく、10%前後で推移しています。

英検1級の受験者数は年間を通じて第1回から第3回までの3回の試験が実施されており、各回の受験者数はおおむね2万人前後です。そのうち合格者数は2,000人前後にとどまります。英検1級の合格者数がこれほど少ない背景には、試験の難易度が非常に高いこと、そして合格基準が厳格に設定されていることがあります。

英検1級の合格率が長年にわたり安定しているのは、試験の難易度調整が適切に行われているためです。英検1級はCSEスコア方式を採用しており、毎回の試験において一定の難易度を保つよう設計されています。受験者のレベルに多少の変化があっても、英検1級の合格率が大きく上下することは少ないです。

英検1級の合格点と合格ライン

英検1級の合格点は、一次試験と二次試験それぞれに設定されています。一次試験の満点は2028点で、合格ラインはおよそ1792点以上とされています。これはスコアで換算すると、満点に対しておおむね88%以上の得点が必要であることを意味します。

英検1級の一次試験の配点は、リーディングが750点、リスニングが750点、ライティングが528点の合計2028点です。英検1級に合格するためには、3つの技能のうちどれかが極端に低くなることを避け、バランスよく得点することが求められます。特にライティングは配点が比較的高いため、ここでの得点が合否を左右することが多いです。

英検1級の二次試験はスピーキングで、こちらの満点は850点です。二次試験の合格ラインはおおよそ602点以上とされており、満点に対しておよそ70%以上の得点が必要です。英検1級の二次試験はスピーキングに特化しているため、一次試験とは別に対策を行うことが重要です。

英検1級の一次試験に合格した場合、その合格は2年間有効です。そのため二次試験に不合格になった場合でも、その後2年以内に二次試験を受け直すことができます。英検1級を目指す方にとって、この2年間の有効期限は合格を目指す上での大きなメリットになります。

英検1級の合格率が低い理由

英検1級の合格率が10%前後と非常に低い理由のひとつは、試験で求められる語彙レベルの高さにある。英検1級では約15,000語以上の語彙力が必要とされており、これは英検準1級の約7,500語の約2倍に相当する。一般的な英語学習者がこのレベルの語彙を習得するには、数年単位の継続した学習が必要です。

英検1級の合格率が低いもうひとつの理由は、試験に含まれるライティングとスピーキングの難易度にある。英検1級のライティングでは、社会問題や国際情勢に関するトピックについて約400語の意見論述が求められる。英検1級のスピーキングでは同様のトピックについて即興でスピーチを行い、面接官からの質問にも対応しなければなりません。

英検1級のリーディングセクションも非常にレベルが高く、学術論文や専門誌に掲載されるような英文を素早く正確に読み解く力が求められる。英検1級に合格するためには英語の4技能すべてを高水準に引き上げる必要があり、それが合格率の低さに直結している。

英検1級を受験する層はすでに高い英語力を持つ方々が中心であるにもかかわらず合格率が低いという事実が、英検1級の難易度の高さを端的に示している。英検準1級に合格した方でも英検1級には追加の長期学習が必要であり、英検1級の合格率が低い根本的な原因は試験の要求水準の高さにある。

英検1級の合格点と合格ライン

英検1級の合格ラインを具体的な問題数で考えると、一次試験のリーディングではほぼ全問正解に近い正答率が求められる。英検1級の語彙問題は25問出題され、このセクションだけで多くの受験者が大幅に得点を落とする。語彙問題での失点を最小限に抑えることが、英検1級合格の重要なカギになる。

英検1級の一次試験において合格を目指す場合、リーディング・リスニング・ライティングの各セクションで8割以上を目標とするのが一般的です。特に英検1級のライティングは配点が高く、ここで高得点を取ることが合格への近道になる。

英検1級のライティングでは、論理的な構成と豊富な語彙を使って400語程度の英文を書く必要がある。英検1級のライティングの採点は、内容・構成・語彙・文法の4つの観点からなされます。英検1級の合格ラインを超えるためには、ライティングで5点満点中3点以上を取ることが重要とされている。

英検1級の二次試験では社会問題に関するトピックから1つを選び、2分間のスピーチを行う。その後面接官から4問程度の質問が来るため、英検1級の二次試験に向けては様々なトピックについて英語で意見を述べる練習を積み重ねることが欠かせません。英検1級の二次試験の合格ラインを超えるためには、発音・語彙・流暢さのすべてにおいて一定水準以上のパフォーマンスが求められる。

英検1級の合格ラインは変動する?

英検1級の合格ラインは、英検が採用しているCSEスコア方式の特性上、毎回の試験の難易度に応じて若干変動する。CSEスコアとは、各回の試験において受験者全体の成績分布をもとにスコアを換算する方式で、英検1級でもこの方式が採用されている。

英検1級の合格ラインがCSEスコア方式によって変動するとはいえ、その変動幅はそれほど大きなものではありません。英検1級の一次試験の合格ラインはおおむね1792点前後、二次試験はおおよそ602点前後を目安として考えておくことが現実的です。

英検1級の合格ラインが変動する仕組みを理解しておくことは、受験対策を立てる上で大切です。難易度が高い回では合格ラインが下がり、難易度が低い回では合格ラインが上がる傾向がある。ただし英検1級では年間を通じて安定した難易度が維持されており、特定の回に難易度が極端に偏ることはあまりありません。

英検1級を目指す受験者は、合格ラインの変動を気にしすぎるよりも、全セクションで安定した高得点を取れるように実力をつけることに集中することが押さえておきたい点です。英検1級の合格には一定の高い実力が必要であることには変わりなく、合格ラインの変動によって合否が大きく左右される状況は少ないです。

英検1級の受験や合否に関するよくある質問

英検1級の受験や合否に関するよくある質問では、受験前に迷いやすい疑問を整理し、勉強計画を立てる前に確認したい点をまとめます。

英検1級の合格率は毎年変わりますか?

英検1級の合格率は毎年多少の変動はありますが、おおむね10%前後で安定している。英検1級は極めて難易度が高い試験であるため、受験層のレベルが高くても合格率が大きく上昇することはありません。英検1級の合格率が安定している背景には、CSEスコア方式による適切な難易度調整が機能していることが挙げられる。

英検1級に合格するのに何年かかりますか?

英検1級に合格するまでの期間は人によって大きく異なる。英検準1級に合格済みの方が英検1級に初めて挑戦する場合、一般的には1年から3年程度の追加学習が必要とされることが多いといえる。英検1級の合格に必要な学習時間はおよそ1,000時間以上ともいわれており、毎日2時間学習しても1年半程度かかる計算になる。英検1級の合格率の低さはこうした学習量の多さとも深く関係している。

英検1級に合格する人はどんな人ですか?

英検1級に合格する方に共通する特徴として、英語を日常的に使用する環境にあること、英語の多読を継続していること、ライティングとスピーキングの練習を積み重ねていることが挙げられる。英検1級の合格者には帰国子女や英語系大学の出身者、通訳者や翻訳者として活躍している方が多いといえる。しかし英検1級は努力によって合格できる試験であり、計画的な学習を続けることで国内学習者でも合格を実現している。

英検1級は何歳から受験できますか?

英検1級には年齢制限がなく、何歳でも受験できる。英検1級の受験者層は大学生から社会人が中心ですが、高校生が受験して合格するケースも存在する。英検1級は年齢に関係なく実力があれば合格できる試験であるため、早い段階から英検1級を目標として学習を始めることも有効な選択肢といえる。

英検1級の一次試験に合格したら二次試験は必ず受けないといけませんか?

英検1級の一次試験に合格した場合、二次試験を受験することが最終的な合否判定に必要です。英検1級の一次試験合格は2年間有効であるため、都合がつかない場合は次回以降の二次試験に受験することも可能といえる。英検1級の二次試験はスピーキングの実力を直接測る試験であるため、しっかりと対策を行った上で受験することをすすめます。

参考情報

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