IELTSの難易度を解説!実際のレベルと他の資格との比較表も合わせて紹介!

IELTSの実際の難易度を解説します。またIELTSのレベルや合格にかかる勉強時間や合格率や他の資格との難易度の比較についてそれぞれ具体的に解説します。IELTSを取得したいと考えている人はぜひ参考にしてみてください。

いきなり結論!IELTSの難易度

IELTSは国際的に認められた英語力測定試験であり、その難易度は非常に高い試験です。IELTSのスコアは0から9.0のバンドスコアで評価され、目的や用途によって求められるスコアが異なります。

IELTSはリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能を総合的に評価するため、日本人受験者にとっては特にスピーキングとライティングの難易度が高くなっています。IELTSで高いバンドスコアを取得するには、特定のスキルだけでなく4技能すべてをバランスよく向上させる必要があります。

IELTSの合格率と合格ライン

IELTSには厳密な合格・不合格という概念はなく、受験者のスコアに応じて各機関が求める合格ラインを設けています。

留学や移住を目的としたIELTS受験では、多くの大学がバンドスコア6.0から7.0を要件としています。英国やオーストラリアの大学院進学ではバンドスコア6.5から7.5を求めるケースが多く、医療や法律関係の職種では7.0以上が必要なこともあります。日本人受験者の平均バンドスコアは5.8程度とされており、目標スコアに達するまでに複数回の受験が必要になる場合もあります。

IELTSの取得にかかる勉強時間

IELTSで目標スコアを達成するために必要な勉強時間は、現在の英語力によって大きく異なります。

英検2級程度の英語力がある場合、IELTSでバンドスコア6.0を目指すためには300から500時間程度の勉強が必要とされています。バンドスコア7.0以上を目指す場合は700から1000時間以上の勉強が必要になることもあります。IELTSは試験形式に慣れるための対策も必要なため、英語力の向上だけでなく試験対策にも時間を確保することが重要です。

IELTSの難易度と他の資格試験の難易度を比較

IELTSの難易度を客観的に把握するために、他の英語試験や資格試験と比較します。IELTSは英語の4技能を総合的に評価する試験であるため、リスニングやリーディングのみを測定する試験とは性質が異なります。

IELTSにはアカデミックモジュールとジェネラルトレーニングモジュールの2種類があり、アカデミックモジュールは大学進学や専門的なキャリアを目指す人向けで、より高い難易度となっています。

IELTSと英検1級の難易度を比較

IELTSと英検1級はどちらも高い英語力を証明する資格ですが、測定する内容と形式が異なります。

英検1級の合格率は約10%程度であり、非常に難易度の高い試験です。IELTSのバンドスコア7.5から8.0以上が英検1級と同程度の難易度とされています。英検1級はライティングと一次試験のリスニング・リーディング・語彙問題、そして二次試験のスピーキングで構成されており、IELTSと同様に幅広い英語力が求められます。どちらの試験も十分な準備が必要であり、高いレベルの英語力が要求されます。

IELTSとTOEFL iBTの難易度を比較

IELTSとTOEFL iBTはどちらも海外留学や移住の際に活用される国際的な英語試験です。

TOEFL iBTのスコアは0から120点で評価され、多くの北米の大学ではTOEFL iBT 80から100点以上を要求している。IELTSのバンドスコア6.5はTOEFL iBT 79から93点程度に相当するとされている。IELTSはスピーキングで試験官と対面形式で話す点が特徴であり、TOEFLはコンピューターを使ったマイクへの録音形式となる。どちらの試験も高い難易度であり、十分な対策が必要です。

IELTSとTOEICの難易度を比較

IELTSとTOEICはどちらも英語力を測定する試験ですが、目的と難易度に大きな違いがある。

TOEICはリスニングとリーディングを中心としたビジネス英語の試験であり、スコアは10から990点で評価される。IELTSのバンドスコア7.0はTOEIC 900点以上に相当するとされており、IELTSの高スコアを目指す場合はTOEICよりも難易度が高くなる。IELTSはスピーキングとライティングも含む4技能試験であるのに対し、TOEICはリスニングとリーディングのみを測定するため、試験の性質が根本的に異なる。

IELTSと第一種冷凍機械責任者の難易度を比較

IELTSと第一種冷凍機械責任者は分野が異なる試験ですが、難易度という観点から比較することもできる。

第一種冷凍機械責任者は高圧ガス保安法に基づく国家資格であり、合格率は約30から35%程度です。この資格は冷凍設備の保安管理に関する専門知識が求められ、取得までに200から300時間程度の勉強が必要とされている。IELTSと比較すると難易度はやや低い水準ですが、専門的な技術知識を要する難関資格であることに変わりはありません。

IELTSと第二種冷凍機械責任者の難易度を比較

IELTSと第二種冷凍機械責任者を比較すると、難易度に明確な差がある。

第二種冷凍機械責任者の合格率は約40から45%程度であり、第一種よりも取得しやすい資格です。取得にかかる勉強時間は100から150時間程度とされており、IELTSで高スコアを目指す場合と比べると少ない勉強時間で取得できる。IELTSは継続的な英語力の向上が必要であるのに対し、第二種冷凍機械責任者は特定の専門知識を集中して学ぶことで取得できる点が特徴です。

IELTSの難易度が高い、難しい理由3選

IELTSは世界中で認められた英語試験であるだけに、その難易度は決して低くありません。IELTSが難しいとされる理由を3つ紹介する。

1つ目の理由は、4技能すべてで高い英語力が求められることです。IELTSはリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能をすべて評価する。日本の英語教育ではリーディングとリスニングに重点が置かれることが多く、ライティングとスピーキングが苦手な受験者が多くいる。IELTSで高いバンドスコアを達成するには、4技能のすべてをバランスよく向上させる必要です。

2つ目の理由は、スピーキングが試験官との対面形式で行われることです。IELTSのスピーキングセクションは試験官と対面で英語のインタビューを行う形式であり、時間は11から14分程度です。様々なトピックについて流暢に話す能力が問われるため、緊張しやすい受験者にとって特に難しい部分となっている。

3つ目の理由は、アカデミックな語彙と表現が必要なことです。IELTSのアカデミックモジュールでは学術的な文章の読解や作成が求められる。日常的な英語とは異なる専門的な語彙や表現を習得する必要があり、特にライティングでは論理的に構成された文章を書く能力が評価される。IELTSの高スコアを目指すには、アカデミックな英語力を磨くことが不可欠です。

IELTSに合格するための勉強のポイント4選

IELTSで目標スコアを達成するためには、効果的な勉強方法を実践することが大切です。IELTSの勉強において特に重要なポイントを4つ紹介する。

1つ目のポイントは、公式問題集で試験形式に慣れることです。IELTSの勉強を始める際には、まず公式問題集を使って試験の形式に慣れることが大切です。IELTSは独特の問題形式があり、試験に慣れていないと実力を発揮できないことがある。Cambridge IELTSシリーズなどを活用して、本番と同じ形式で練習することをお勧めする。

2つ目のポイントは、ライティングの添削を受けることです。IELTSのライティングセクションは独学での上達が難しい分野です。自分の書いたエッセイを客観的に評価してもらい、具体的なフィードバックを受けることで効率的に上達できる。英語の先生や専門の添削サービスを活用して、IELTSライティングの弱点を克服することが高スコアへの近道です。

3つ目のポイントは、毎日英語に触れる習慣をつけることです。IELTSで高スコアを達成するには、英語力の継続的な向上が不可欠です。毎日英語のニュースを読む・英語のポッドキャストを聞くなど、日常的に英語に触れる習慣をつけることが押さえておきたい点です。英字新聞などのメディアを活用すると、IELTSで出題されるようなアカデミックな英語表現に慣れることもできる。

4つ目のポイントは、スピーキングの練習を積極的に行うことです。IELTSのスピーキングセクションは多くの日本人受験者が苦手とする分野といえる。英語でのディスカッションや会話の機会を積極的に作ることが大切であり、オンライン英会話サービスなどを活用してネイティブスピーカーと会話する機会を増やすことが、IELTSのスピーキング力向上に直接つながる。

IELTSにかかる勉強時間を大学受験の偏差値や他の試験と比較

IELTSの取得に必要な勉強時間を他の試験と比較することで、IELTSがどの程度の努力を必要とするかを把握できる。

IELTSでバンドスコア6.5を目指す場合、一般的に500から700時間程度の勉強が必要とされている。これは大学受験において偏差値60程度の大学を目指す際の勉強量に相当する。英検準1級の取得に必要な勉強時間が300から500時間程度であることと比較すると、IELTSの方が若干多くの勉強時間が必要です。

IELTSでバンドスコア7.0以上を目指す場合は700から1000時間以上の勉強が必要になる場合もある。TOEFL iBTでスコア90以上を目指す場合も同様に700から1000時間程度の勉強が必要とされており、IELTSと同等の勉強時間が求められる。TOEICで900点以上を目指す場合は400から600時間程度とされており、IELTSよりもやや少ない勉強時間で達成できる可能性がある。

IELTSの難易度を大学受験の偏差値や他の試験と比較

IELTSの難易度を大学受験の偏差値に換算すると、バンドスコアごとに異なる水準に相当する。

IELTSのバンドスコア5.0から5.5程度は大学受験の偏差値50から55程度に相当する。これは英検2級合格レベルに相当し、日常的なコミュニケーションが可能な英語力を表する。IELTSのバンドスコア6.0から6.5は偏差値60から65程度に相当し、英検準1級レベルの英語力が必要です。

IELTSのバンドスコア7.0以上になると偏差値70以上に相当し、英検1級レベルの高度な英語力が求められる。特にIELTSでバンドスコア8.0以上を取得することは非常に難しく、偏差値75以上に相当する。日本人受験者がIELTSでバンドスコア8.0以上を達成するケースは少なく、日常的に英語を使用する環境での生活経験がある人が多いといえる。

IELTSも含めた難関資格のランキング表

以下の表は、IELTSを含む難関資格の難易度ランキングといえる。IELTSのバンドスコア別に分けて掲載している。

IELTSも含めた難関資格のランキング表は、順位だけで判断せず、難易度・学習時間・受験条件をあわせて見ることが大切です。自分の現在の知識量や確保できる学習時間によって、取り組みやすい資格は変わる。表では全体像を確認し、気になる資格は公式情報や試験要項も確認してください。

順位 資格名 難易度 偏差値 取得にかかる勉強時間
1 司法試験 最難関 75以上 3000〜10000時間
2 公認会計士試験 超難関 74 3000〜5000時間
3 IELTS(バンドスコア8.0以上) 超難関 73 1000〜2000時間
4 医師国家試験 難関 72 3000〜5000時間
5 英検1級 難関 70 500〜1000時間
6 IELTS(バンドスコア7.0〜7.5) 難関 68 700〜1000時間
7 TOEFL iBT(スコア100以上) 難関 67 700〜1000時間
8 弁理士試験 やや難関 65 1500〜3000時間
9 IELTS(バンドスコア6.0〜6.5) 普通 62 400〜700時間
10 TOEIC(900点以上) 普通 60 400〜600時間
11 第一種冷凍機械責任者 普通 55 200〜300時間
12 第二種冷凍機械責任者 やや易しい 50 100〜150時間

参考情報

制度や試験内容は変更される場合がある。最新情報は公式情報もあわせて確認してください。