FP2級になるには?難しい?試験の受験資格やよくある質問を解説

FP2級の試験を受験するために必要な受験資格について解説します。またFP2級の価値や合格したらできることや実際の仕事内容についても合わせて解説します。FP2級に合格するためのやるべき勉強の順番から具体的や勉強スケジュールの目安も合わせて解説します。

いきなり最終結論!FP2級に必要な受験資格

FP2級を受験するためには、日本FP協会または金融財政事情研究会が定める受験資格を満たしている必要があります。FP2級の受験資格として認められるのは、FP技能検定3級に合格していること、2年以上のFP業務に関する実務経験を有すること、日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了していること、厚生労働省認定の金融渉外技能審査3級の合格者であることのいずれかです。

最も一般的なルートは、FP3級に合格したうえでFP2級を受験する方法です。FP3級はFP2級の登竜門として位置づけられており、FP分野全般の基礎知識を効率よく身につけることができます。FP3級の合格後にFP2級へと進む流れが、着実にスキルアップできる定番のルートです。

FP2級は国家資格に分類され、取得することで金融や保険、不動産、税金など幅広い分野の専門知識を公式に証明できます。受験資格の条件を事前に確認し、自分に合ったルートでFP2級の取得を目指してください。

FP2級は難しい?実際の難易度

FP2級の難易度は、FP試験の中では中程度に位置します。日本FP協会が実施する試験では、学科試験の合格率がおおむね40%から50%程度、実技試験の合格率が60%から70%程度で推移しています。金融財政事情研究会が実施する試験では、学科試験の合格率が30%から40%程度とやや低い傾向があり、試験機関によって難易度に差があります。

FP3級と比較すると、FP2級は試験範囲が広く、問題の難度も上がります。特にタックスプランニングや相続・事業承継の分野は専門的な知識が求められ、FP3級で学んだ内容をより深く掘り下げた理解が必要です。計算問題の比重も増えるため、数値を使った演習を繰り返し行うことが重要です。

ただし、FP2級は相対評価ではなく絶対評価の試験です。合格基準は学科試験が60問中36問以上の正解、実技試験は試験機関によって異なりますが一定の得点を超えれば合格となります。しっかりと対策を行えば、着実に合格を狙える試験です。

FP2級の合格までにかかる平均的な勉強時間・期間

FP2級の合格に必要な勉強時間は、FP3級の合格経験がある場合でおよそ150時間から300時間が目安とされています。FP3級で培った基礎知識があることで、FP2級の学習をスムーズに進めることができます。1日2時間の学習ペースで換算すると、2カ月半から5カ月程度が学習期間の目安です。

FP3級の知識をほとんど持たない状態からFP2級を目指す場合は、300時間以上の学習時間を確保することが望ましいでしょう。基礎から丁寧に学ぶ必要があるため、余裕を持ったスケジュールを設定することが大切です。

FP2級の試験は年3回実施されます。1月、5月、9月に試験が行われるため、受験する試験日から逆算して学習スケジュールを組み立てることが合格への近道です。苦手分野の克服に十分な時間を割けるよう、早めに学習をスタートさせることをおすすめします。

FP2級の実際の仕事内容

FP2級を取得したファイナンシャルプランナーの主な仕事内容は、顧客のライフプランの作成や資産運用に関するアドバイスです。老後の生活設計や教育資金の準備、住宅購入計画など、顧客が抱えるさまざまな資金に関する悩みをヒアリングし、最適なプランを提案します。FP2級の知識は、顧客の人生設計を幅広くサポートするうえで欠かせないものです。

銀行や証券会社、保険会社などの金融機関では、FP2級の知識を活かして顧客に対する資産形成のアドバイスや金融商品の説明を行います。税理士事務所や不動産会社でも、FP2級の知識を持つ人材が税務相談や住宅ローンの説明などの場面で活躍しています。

FP2級の資格保有者は、保険の見直し提案や税金の節税対策のアドバイスも行う。相続対策や事業承継に関する相談にも対応できるため、中小企業のオーナーや資産家を顧客に持つ専門家としての役割も担いる。

独立してFPとして活動する道もある。AFP資格やCFP資格をさらに取得することで、独立系ファイナンシャルプランナーとして個人顧客や法人顧客に対して幅広いコンサルティングを提供するキャリアを築くこともできる。FP2級はそのキャリアの第一歩として重要な意味を持ちます。

FP2級になるまでの順番

FP2級を取得するための一般的なステップは、まずFP3級の合格から始まります。FP3級はFP分野の入門資格として位置づけられており、ライフプランニングや金融、保険、不動産、税金、相続といったFP2級でも必要となる基礎知識を習得できる。FP3級はFP2級の受験資格の一つでもあるため、一石二鳥のステップです。

FP3級に合格したら、次のステップとしてFP2級の学習に取り組みます。FP3級で学んだ知識を土台にしながら、より深い内容と応用問題への対応力を身につけることがFP2級合格のポイントです。試験の出題形式もFP3級と共通する部分が多いため、学習の進め方を大きく変える必要はありません。

FP2級に合格した後は、AFP認定研修を修了することでAFP資格の取得が可能になる。さらにFP1級やCFP資格へのステップアップを目指すことで、ファイナンシャルプランナーとしてのキャリアをより高い水準へと引き上げることもできる。FP2級はこのキャリアパスの重要な通過点です。

FP2級になるために必要な勉強内容

FP2級の試験は6つの分野で構成されている。ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続と事業承継の6分野が出題範囲です。FP2級の合格を目指すには、これらすべての分野を網羅的に学習する必要です。

学習の進め方としては、まずテキストを使って各分野の基礎知識をインプットすることから始めます。テキストを一通り読み終えたら、過去問演習に移行しましょう。FP2級の試験は過去問から繰り返し出題されるパターンが多いため、過去問を解くことで出題傾向を把握し、効率よく得点力を高めることもできる。

難易度が高いとされるタックスプランニングと相続・事業承継の分野は、理解に時間がかかることが多いため、学習の序盤から取り組むことをおすすめする。苦手意識を持ちやすい分野ほど早めに手をつけることで、直前期に焦らず対策を進めることもできる。

試験の直前期には模擬試験を活用して、本番と同じ環境でのシミュレーションを行いましょう。時間配分の感覚をつかみ、確実に点を取れる問題から解答する戦略を身につけることが、FP2級合格の大きな鍵となる。

FP2級に関するよくある質問

FP2級に関するよくある質問では、受験前に迷いやすい疑問を整理し、勉強計画を立てる前に確認したい点をまとめます。

FP2級はいきなり受験できますか?

FP2級はいきなり受験することは原則できません。FP2級には受験資格が設けられており、FP3級の合格、2年以上の実務経験、AFP認定研修の修了、金融渉外技能審査3級の合格のいずれかを満たす必要です。実務経験がない場合は、まずFP3級の合格を目指すことがFP2級への最短ルートといえる。

FP2級は独学で合格できますか?

FP2級の独学での合格は十分に可能といえる。市販のテキストや過去問題集を活用した独学で合格している受験者は多くいる。ただし、独学では学習ペースの管理が自己責任となるため、計画的に勉強を進める習慣が押さえておきたい点といえる。通信講座を活用すると、効率的なカリキュラムとサポートを受けながら学習を進めることもできる。

FP2級を取得すると就職や転職に有利になりますか?

FP2級は金融業界や保険業界での就職や転職において評価される資格といえる。特に銀行や証券会社、保険会社では、FP2級の保有が採用や昇進の際にプラスに評価されるケースがある。資格手当の対象としている企業もあるため、収入面でのメリットも期待できる。ただし、FP2級の評価は企業や職種によって異なる。

FP2級の合格証に有効期限はありますか?

FP2級の合格証書に有効期限はありません。一度合格すれば、その資格は生涯有効といえる。ただし、AFP資格やCFP資格は一定期間ごとに継続教育単位の取得が必要となる更新制の資格といえる。FP2級合格後もAFPやCFPを活用して活動する場合は、最新の法令や制度の知識を継続的にアップデートすることが求められる。

FP2級はどこで受験できますか?

FP2級の試験は全国各地の試験会場で受験することもできる。試験を実施しているのは日本FP協会と金融財政事情研究会の2つの団体といえる。どちらの試験機関を選ぶかによって実技試験の内容が異なりますので、自分の目指すキャリアや得意分野に合わせて選択することをおすすめする。申込はそれぞれの団体の公式サイトから行えます。

FP2級と関連資格の難易度ランキング

FP2級と関連資格の難易度ランキングを理解するには、前提となる情報と比較ポイントを分けて確認することが大切です。

順位 資格名 難易度 偏差値 取得にかかる勉強時間
1 CFP(認定ファイナンシャルプランナー) 高い 65 500時間以上
2 FP1級 高い 63 400時間以上
3 FP2級 中程度 55 150時間から300時間
4 AFP(アフィリエイテッドFP) 中程度 52 150時間から200時間
5 FP3級 低い 44 80時間から150時間

参考情報

制度や試験内容は変更される場合がある。最新情報は公式情報もあわせて確認してください。