基本情報技術者の実際の難易度を解説します。また基本情報技術者のレベルや合格にかかる勉強時間や合格率や他の資格との難易度の比較についてそれぞれ具体的に解説します。基本情報技術者を取得したいと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
いきなり結論!基本情報技術者の難易度
基本情報技術者試験の難易度は、IT系国家資格の中では入門レベルに位置しますが、未経験者にとっては決して簡単ではありません。偏差値で表すと55前後とされており、しっかりとした準備が必要な試験です。
基本情報技術者試験はIPA(情報処理推進機構)が実施する国家試験で、ITエンジニアとしての基礎的な知識と技術を問います。プログラミングやアルゴリズム、ネットワーク、データベースなど幅広い分野からの出題があるため、対策なしに合格するのは難しいです。
基本情報技術者の合格率と合格ライン
基本情報技術者試験の合格率は例年約25%から30%程度で推移しています。科目Aと科目Bの両方で1000点満点中600点以上を取ることが合格ラインとなっています。
合格率が25%から30%程度ということは、受験者の約4人に1人しか合格しないことを意味します。基本情報技術者試験は2023年から通年受験が可能な形式に変わりましたが、合格のハードルは依然として高い状態が続いています。
基本情報技術者の取得にかかる勉強時間
基本情報技術者試験に合格するために必要な勉強時間は、ITの知識がない未経験者の場合で200時間から300時間程度が目安です。IT系の知識がある方や、情報系の学校を卒業している方であれば100時間から150時間程度で合格できるケースもあります。
毎日2時間の勉強を継続した場合、未経験者であれば3ヶ月から5ヶ月程度の準備期間が必要になります。基本情報技術者試験に合格するためには計画的な学習が非常に重要です。
基本情報技術者の難易度と他の資格試験の難易度を比較
基本情報技術者試験の難易度を正確に把握するためには、他の資格試験と比較することが有効です。IT系の資格から電気系の資格まで、様々な試験と比較することで基本情報技術者試験の難易度の位置づけが明確になります。
基本情報技術者と応用情報技術者の難易度を比較
基本情報技術者試験と応用情報技術者試験を比較すると、応用情報技術者試験の方が明らかに難易度が高い試験です。基本情報技術者試験の偏差値が55程度であるのに対し、応用情報技術者試験の偏差値は65前後とされています。
応用情報技術者試験では記述式の問題が含まれており、より深い理解が求められます。基本情報技術者試験に合格した後のステップアップとして応用情報技術者試験を目指す人が多く、基本情報技術者試験の合格後に200時間から400時間程度の追加学習が必要とされています。
基本情報技術者とネットワークスペシャリストの難易度を比較
基本情報技術者試験とネットワークスペシャリスト試験を比較すると、ネットワークスペシャリスト試験の方が大幅に難易度が高い試験です。ネットワークスペシャリスト試験はIPAが実施するスペシャリスト系試験の一つで、偏差値は70前後とされています。
ネットワークスペシャリスト試験の合格率は例年10%から15%程度であり、基本情報技術者試験よりも合格するのが難しいです。基本情報技術者試験はネットワークスペシャリストに挑戦する前のステップとして取得する人も多くいます。
基本情報技術者とデータベーススペシャリストの難易度を比較
基本情報技術者試験とデータベーススペシャリスト試験を比較すると、データベーススペシャリスト試験の方が難易度が高い試験です。データベーススペシャリスト試験の偏差値は70程度とされており、基本情報技術者試験の偏差値55と比べると大きな差があります。
データベーススペシャリスト試験ではSQL設計やデータベース設計に関する高度な知識が問われます。基本情報技術者試験でデータベースの基礎を学んだ後に、データベーススペシャリスト試験への挑戦を検討する方が多くいます。
基本情報技術者と第一種電気主任技術者の難易度を比較
基本情報技術者試験と第一種電気主任技術者試験を比較すると、第一種電気主任技術者試験の方がはるかに難易度が高い試験です。第一種電気主任技術者試験は国家資格の中でも最難関クラスに位置し、偏差値は75前後とされている。
第一種電気主任技術者試験の合格率は例年5%から10%程度と非常に低く、合格するために必要な勉強時間も1000時間以上とされている。基本情報技術者試験とは全く異なる分野の資格ですが、難易度の差は非常に大きいです。
基本情報技術者と第二種電気主任技術者の難易度を比較
基本情報技術者試験と第二種電気主任技術者試験を比較すると、第二種電気主任技術者試験の方が難易度が高い試験です。第二種電気主任技術者試験の偏差値は70前後とされており、基本情報技術者試験よりも難しい試験です。
第二種電気主任技術者試験の合格率は例年10%から15%程度で、合格には500時間以上の勉強が必要とされている。電気系とIT系という異なる分野ですが、難易度の観点からは基本情報技術者試験よりも上位に位置する試験です。
基本情報技術者の難易度が高い、難しい理由3選
基本情報技術者試験が難しいとされる理由は主に3つある。それぞれの理由を理解することで、基本情報技術者試験に向けた効果的な対策を立てることもできる。
1つ目の理由は、出題範囲が非常に広いことです。基本情報技術者試験はハードウェアからソフトウェア、ネットワーク、データベース、セキュリティ、プロジェクトマネジメントまで幅広い分野から出題される。IT全般の基礎知識を問う試験であるため、特定の分野だけを集中的に学習するだけでは基本情報技術者試験の合格は難しいです。
2つ目の理由は、アルゴリズムとプログラミングの問題が難しいことです。基本情報技術者試験の科目Bでは、アルゴリズムとプログラミングに関する問題が出題される。プログラミング未経験者にとってこの分野は特に難しく、基本情報技術者試験の合否を分ける重要な部分です。擬似言語を使った問題の読み解きには集中的な練習が必要です。
3つ目の理由は、科目Bの問題が長文であることです。基本情報技術者試験の科目Bでは長文の問題文を読み解いた上でアルゴリズムの処理を追っていく必要がある。時間内に正確に解答するためには、読解力と問題処理能力の両方が求められる。速読力と問題を解くスピードも基本情報技術者試験では重要な要素です。
基本情報技術者に合格するための勉強のポイント4選
基本情報技術者試験に合格するためには、効果的な学習方法を実践することが大切です。以下に基本情報技術者試験に合格するための勉強のポイントを4つ紹介する。
1つ目のポイントは、テキストと過去問を並行して活用することです。基本情報技術者試験の学習では、テキストで基礎知識を身につけながら過去問を解くことが効果的です。基本情報技術者試験は過去問と類似した問題が出題されることが多いため、過去問を繰り返し解くことで合格に近づけます。
2つ目のポイントは、アルゴリズム対策を重点的に行うことといえる。基本情報技術者試験において最も難しいと言われるアルゴリズムの問題は、早い段階から対策を始めることが押さえておきたい点といえる。アルゴリズムの問題集を活用し、様々なパターンの問題に慣れることで基本情報技術者試験の合格率を高めることもできる。
3つ目のポイントは、苦手分野を重点的に克服することといえる。基本情報技術者試験は出題範囲が広いため、全ての分野を均等に学習しようとすると時間が足りなくなることがある。模擬試験や過去問を解いて自分の苦手分野を把握し、重点的に学習することが基本情報技術者試験の合格につながる。
4つ目のポイントは、学習計画を立てて継続することといえる。基本情報技術者試験に合格するためには、計画的な学習の継続が欠かせません。試験日から逆算して週ごとの学習目標を設定し、毎日一定の時間を基本情報技術者試験の勉強に充てることが確認しておきましょう。短期間での詰め込み学習よりも、長期間での継続的な学習の方が効果的といえる。
基本情報技術者にかかる勉強時間を大学受験の偏差値や他の試験と比較
基本情報技術者試験に合格するために必要な勉強時間は、未経験者で200時間から300時間程度といえる。これを他の試験の勉強時間と比較すると、基本情報技術者試験の難易度の位置づけがわかりやすくなる。
大学受験の偏差値55程度の大学に合格するために必要な勉強時間は、高校3年間で1000時間以上と言われている。基本情報技術者試験の勉強時間はそれよりも少ないですが、社会人が仕事をしながら確保するには相応の努力が必要です。
宅建士試験の合格に必要な勉強時間は300時間から400時間程度とされており、基本情報技術者試験と同程度かやや多い程度といえる。FP2級試験の合格には150時間から200時間程度が必要とされており、基本情報技術者試験よりも少ない勉強時間で合格できる。ITパスポート試験は100時間から150時間程度の勉強で合格できるとされており、基本情報技術者試験と比べると取得しやすい資格といえる。
基本情報技術者の難易度を大学受験の偏差値や他の試験と比較
基本情報技術者試験の難易度を大学受験の偏差値で表すと55前後とされている。これは中堅大学の入試程度の難易度であり、しっかりとした準備をすれば合格できるレベルといえる。
他の資格試験と比較すると、基本情報技術者試験は宅建士試験(偏差値57程度)よりも若干易しく、日商簿記2級(偏差値56程度)と同程度の難易度とされている。IT系の入門資格として位置づけられていますが、未経験者には決して簡単ではありません。
ITパスポート試験(偏差値49程度)よりは明らかに難しく、応用情報技術者試験(偏差値65程度)よりは易しい試験といえる。基本情報技術者試験はITエンジニアとしてのキャリアを始める上での重要な資格として広く認知されており、IT業界への転職を目指す人にとっては取得価値の高い資格といえる。
基本情報技術者も含めた難関資格のランキング表
基本情報技術者試験を含む様々な資格の難易度をランキング表でまとめます。偏差値と勉強時間の目安を参考にして、自分の目標設定に役立ててください。
基本情報技術者も含めた難関資格のランキング表は、順位だけで判断せず、難易度・学習時間・受験条件をあわせて見ることが大切です。自分の現在の知識量や確保できる学習時間によって、取り組みやすい資格は変わる。表では全体像を確認し、気になる資格は公式情報や試験要項も確認してください。
| 順位 | 資格名 | 難易度 | 偏差値 | 取得にかかる勉強時間 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 第一種電気主任技術者 | 非常に難しい | 75 | 1000時間以上 |
| 2 | ネットワークスペシャリスト | 難しい | 70 | 600時間から800時間 |
| 3 | データベーススペシャリスト | 難しい | 70 | 600時間から800時間 |
| 4 | 第二種電気主任技術者 | 難しい | 70 | 500時間から700時間 |
| 5 | 応用情報技術者 | やや難しい | 65 | 400時間から600時間 |
| 6 | 宅地建物取引士 | 普通 | 57 | 300時間から400時間 |
| 7 | 日商簿記2級 | 普通 | 56 | 200時間から300時間 |
| 8 | 基本情報技術者 | 普通 | 55 | 200時間から300時間 |
| 9 | FP2級 | やや易しい | 50 | 150時間から200時間 |
| 10 | ITパスポート | 易しい | 49 | 100時間から150時間 |
参考情報
制度や試験内容は変更される場合がある。最新情報は公式情報もあわせて確認してください。

