CFPになるには?難しい?試験の受験資格やよくある質問を解説

CFPの試験を受験するために必要な受験資格について解説します。またCFPの価値や合格したらできることや実際の仕事内容についても合わせて解説します。CFPに合格するためのやるべき勉強の順番から具体的や勉強スケジュールの目安も合わせて解説します。

いきなり最終結論!CFPに必要な受験資格

CFPの試験を受験するためには、まずAFP資格を取得していることが必須条件です。AFPとはアフィリエイテッド ファイナンシャル プランナーの略称であり、CFPの前段階に位置づけられる資格です。CFP試験の受験資格はAFP会員であることの一点に集約されます。

AFPを取得するためには、日本FP協会が認定する教育機関でのAFP認定研修を修了し、2級FP技能検定に合格することが必要です。AFP認定研修では修了課題の提出と合格が求められます。これらの条件をすべてクリアした上で日本FP協会にAFP登録を行うことで、CFP試験への受験資格が得られます。

CFPの受験資格をシンプルにまとめると、試験申し込み時点でAFP会員として有効な登録状態にあることです。AFP会員でない方はまずAFP取得から始める必要があります。CFP試験に合格した後も、3年以上の実務経験を証明することでCFPとして正式に認定されます。

CFPは難しい?実際の難易度

CFPはFP資格の中で最上位に位置する資格であり、難易度は高いです。試験は6科目で構成されており、全科目に合格するためには幅広い金融知識が必要です。偏差値で換算するとおおよそ60程度とされており、難関国家資格と同等の水準に位置します。

各科目の合格率は例年50%前後で推移することが多いです。しかし、6科目すべてに合格しなければCFPを取得できないため、全体として見た場合の取得難易度は相当高くなります。1回の試験で6科目すべてに合格する受験者はごく少数であり、多くの方が複数回の試験を経てCFPを取得しています。

CFP試験は年2回、6月と11月に実施されます。1回の試験で受験できる科目数は最大6科目です。難易度が高い科目としては相続・事業承継設計、金融資産運用設計、タックスプランニングが挙げられます。特に計算問題が多い科目は対策に時間がかかるため、計画的な学習が不可欠です。

CFPの合格までにかかる平均的な勉強時間・期間

CFPに合格するまでに必要な勉強時間は、6科目合計で300〜500時間が目安です。1科目あたり50〜80時間程度の学習が必要とされています。ただし、すでにAFPとして実務経験を積んでいる方や、金融業界での業務経験がある方は、より短い時間で合格できる場合もあります。

学習期間については、1〜2年を目安に計画を立てるのが一般的です。社会人として働きながらCFPを目指す場合は、1日2〜3時間の学習時間を確保し、2年程度かけて取得するペースが現実的です。一方で、集中的に学習できる環境にある方であれば1年以内の取得も不可能ではありません。

科目ごとの難易度と必要な勉強時間には差があります。比較的短時間で対応できる科目と、じっくり時間をかけて取り組む必要がある科目があるため、学習計画を立てる際は科目ごとの難易度を考慮することが重要です。特に相続・事業承継設計とタックスプランニングは税法の知識が必要となり、習得に時間がかかる傾向があります。

CFPの実際の仕事内容

CFPを取得した専門家は、顧客の人生における様々な財務上の問題に対して総合的なアドバイスを提供します。資産運用の提案、保険の見直し、住宅購入の資金計画、老後の生活設計、相続対策など、ライフステージに応じた幅広い分野を対象とする。

CFPが活躍する職場は多岐にわたる。銀行、証券会社、保険会社、独立系FP事務所、税理士法人、会計事務所などがその代表例です。近年は独立開業してコンサルティングフィーを収入源とする形で活動するCFPも増加しており、働き方の選択肢が広がっている。

CFPの仕事の中核となるのはライフプランニングです。顧客の現在の収入・支出・資産状況を詳細に把握し、将来のキャッシュフロー表を作成した上で、顧客の人生目標を達成するための具体的な行動計画を提案する。CFPは単に金融商品を販売する立場ではなく、顧客の生涯にわたる財務的な健康を支えるパートナーとして機能することが求められる。

CFPになるまでの順番

CFPになるためには、いくつかのステップを順番に踏む必要です。CFPへの道のりは決して短くはありませんが、一つひとつのステップを確実にクリアすることで目標を達成できる。

最初のステップは3級FP技能検定の取得です。FPの基礎知識を体系的に学ぶための入門資格であり、多くの方はこの資格からキャリアをスタートする。3級の合格率は60〜70%程度と比較的高く、独学でも取得しやすい資格です。

次に2級FP技能検定の取得を目指する。2級FP技能検定に合格することがAFP資格取得の条件となる。同時にAFP認定研修を受講し、修了課題を提出・合格することも必要です。その後、日本FP協会にAFP登録を行うことで、CFP試験の受験資格が得られる。

CFP試験では6科目を受験し、すべてに合格することが求められる。全科目合格後は3年以上の実務経験を証明する書類を提出し、審査を経てCFPとして正式に認定されます。全体の流れをまとめると、3級FP技能検定取得から始まり、2級FP技能検定取得とAFP認定研修修了、AFP登録、CFP試験全6科目合格、実務経験証明、CFP認定という順番になる。

CFPになるために必要な勉強内容

CFP試験は6科目で構成されている。ライフプランニング・リタイアメントプランニング、リスクと保険、金融資産運用設計、タックスプランニング、不動産運用設計、相続・事業承継設計の6つです。それぞれの科目が独立した試験として実施されます。

ライフプランニング・リタイアメントプランニングでは、公的年金制度、雇用保険、医療保険などの社会保障制度に関する知識が問われる。リスクと保険では生命保険や損害保険の仕組みと保険商品の活用法が出題される。金融資産運用設計は株式、債券、投資信託、外貨商品など幅広い金融商品の知識が必要な科目です。

タックスプランニングは所得税、法人税、消費税などの税務知識が問われ、計算問題も多く難易度が高い科目です。不動産運用設計は土地や建物の評価方法と不動産取引に関する法律知識が必要です。相続・事業承継設計は相続法、相続税、贈与税など専門性の高い内容が出題される。

勉強方法としては、日本FP協会が提供する公式テキストと過去問を活用することが基本です。資格スクールの講座を受講することで、試験の出題傾向に沿った効率的な学習が可能になる。過去問を繰り返し解くことが最も効果的な学習法であり、特に計算問題は解法のパターンを完全に習得するまで反復練習することがCFP合格への近道といえる。

CFPに関するよくある質問

CFPに関するよくある質問では、受験前に迷いやすい疑問を整理し、勉強計画を立てる前に確認したい点をまとめます。

CFPとFP1級はどちらが難しいですか?

CFPとFP技能検定1級は同等水準の資格として位置づけられている。試験形式や出題範囲が異なり、FP1級の学科試験の合格率は10%前後と非常に低い水準で推移している。CFPは6科目すべてに合格する必要があるため、取得完了までに時間がかかる傾向がある。どちらも高い専門性が求められる資格であり、CFPと1級FPのどちらを目指すかは、自身のキャリアプランに応じて判断することが押さえておきたい点といえる。

CFPを取得すると年収は上がりますか?

CFPを取得することで年収アップにつながるケースは多くある。金融機関や保険会社ではCFP保有者に資格手当が支給されたり、昇格の要件になっていたりする場合がある。独立開業したCFPはコンサルティングフィーを報酬として受け取ることで高収入を得ることも可能といえる。ただし、CFPの取得だけで収入が自動的に上がるわけではなく、顧客への価値提供と信頼関係の構築が不可欠といえる。

CFPの合格科目はいつまで有効ですか?

CFP試験の合格科目には有効期間が設けられている。合格した科目は合格日から5年間有効といえる。5年以内に残りの科目に合格すれば、取得済み科目の再受験は不要といえる。長期的な計画を立てて着実に合格科目を積み上げることが可能であるため、働きながらCFPを目指す方も無理なくステップアップできる。

CFPを独学で取得することはできますか?

CFPを独学で取得することは不可能ではありませんが、難易度が高いため資格スクールの活用が推奨される。独学の場合は日本FP協会の公式テキストと過去問を中心に学習を進めることになる。資格スクールでは試験の出題傾向を踏まえた効率的なカリキュラムが用意されており、合格率を高める効果が期待できる。計算問題が多い科目については解説動画や講師への質問ができる環境があると理解が深まり、CFP合格に近づきます。

CFPと関連資格の難易度ランキング表

CFPと関連資格の難易度ランキング表を理解するには、前提となる情報と比較ポイントを分けて確認することが大切です。

CFPと関連資格の難易度ランキング表は、順位だけで判断せず、難易度・学習時間・受験条件をあわせて見ることが大切です。自分の現在の知識量や確保できる学習時間によって、取り組みやすい資格は変わる。表では全体像を確認し、気になる資格は公式情報や試験要項も確認してください。

順位 資格名 難易度 偏差値 取得にかかる勉強時間
1 CFP 高い 60 300〜500時間
2 FP技能検定1級 高い 60 300〜400時間
3 FP技能検定2級(AFP) 普通 55 150〜200時間
4 FP技能検定3級 低い 45 50〜100時間

参考情報

制度や試験内容は変更される場合がある。最新情報は公式情報もあわせて確認してください。