転職に役立つおすすめの資格ランキングを17個紹介します。実際に転職活動をする際に取って良かったという声が多かった資格を紹介します。20代、30代、40代それぞれにおすすめの転職活動に役立つ、有利になる資格を紹介します。
転職に役立つ実際にとって良かった資格ランキング17選
転職市場での評価・コスパ・汎用性のすべてが高い、いわゆる王道資格のトップ5を最初にご紹介します。
どの資格を取るべきか迷っている方は、まずこの5つの中から自分に合ったものを選ぶのが最も効率的な方法です。
1位:日商簿記検定2級
日商簿記2級は、業種や規模を問わずほぼすべての企業に存在する経理・財務・バックオフィス職で即戦力として評価される資格です。
製造業の原価計算から商業簿記まで幅広い会計知識を証明できるため、経理に転職したい方にも管理職を目指したい方にも強力な武器になります。
また、財務諸表を読み解く力が身につくことで、営業職や企画職への転職においても数字に強い人材としてアピールできる点が大きな強みです。
合格率は20%から30%程度で、勉強時間の目安は150時間から250時間、働きながらであれば3か月から5か月程度が一般的です。
受験料は4,720円で、年3回(2月・6月・11月)の試験に加えてネット試験も随時受けられます。
資格手当の相場は月3,000円から10,000円と企業によって異なりますが、取得後すぐに評価される点でコスパの高い資格です。
実際に経理未経験から簿記2級を取得して転職に成功した30代の方は、面接官の反応が明らかに変わり、本気で転職したいという意志を数字で示せたことが大きかったと話しています。
経理・財務・バックオフィスへの転職を希望する方や、数字に強い人材としてキャリアアップしたい方に特におすすめの資格です。
2位:宅地建物取引士
宅建士は、不動産取引における重要事項説明を行える唯一の国家資格です。
不動産業法では事務所ごとに従業員5人に1人以上の宅建士を置くことが義務付けられており、法律上の需要が恒久的に存在します。
不動産業界はもちろん、銀行・ハウスメーカー・保険業界など幅広い業種での転職に有効で、多くの企業で月2万円から3万円の資格手当が設定されているためコスパの高さも魅力です。
合格率は15%から17%で、勉強時間の目安は200時間から400時間、受験料は8,200円です。
試験は年1回10月に実施されており、計画的に学習を進める必要があります。
資格手当の相場は月10,000円から30,000円と業界最高水準であり、長期的に見ると非常に大きな収入増につながります。
40代で前職が製造業という全く関係のない仕事をしていた方が、宅建を取得してから不動産会社への転職に成功したケースもあり、この年齢で取ってきたという姿勢が面接で圧倒的に評価されたとのことです。
不動産・金融・保険業界への転職を希望する方や、安定した資格手当収入を得たい方に特に向いています。
3位:ITパスポート
ITパスポートは、経営・IT・セキュリティに関する基礎的な知識を証明する国家資格です。
IT業界だけでなく、あらゆる業種でDX推進が加速する現代において、ITリテラシーの最低ラインとして評価されるようになっています。
勉強時間の目安が80時間から150時間と短く、全国のCBT会場で通年受験できるため、転職活動の直前でも比較的取得しやすいのが最大のメリットです。
合格率は約50%で、受験料は7,500円です。
文系からIT企業への転職を実現した20代の方は、文系だからITは無理と思っていたけれど、ITパスポートの勉強を通じて基礎が身につき、IT企業の事務・営業職に転職できたと話しています。
IT業界への異業種転職を考えている方や、DX推進部門など非IT系でもITスキルをアピールしたい方におすすめです。
4位:TOEIC L&R TEST 700点以上
TOEICは英語力を証明する資格の中で、日本の企業採用において最も広く活用されているスコアシートです。
600点が評価の入り口となり、700点以上で外資系・グローバル企業の書類選考を通過しやすくなります。
特に異業種転職においては、英語力そのもの以上に学習を継続できる人材というシグナルとして機能するため、現在の仕事と全く関係のない分野への転職でも評価されやすい点が強みです。
勉強時間の目安は、500点台から700点を目指す場合で200時間から300時間程度です。
受験料は7,810円で、年10回程度の公開テストが受けられます。
メーカーから外資系への転職を成功させた30代の方は、TOEIC730点を取ってからそれまで断られていた外資系企業の一次面接を通過できるようになり、スコアが足切りラインをクリアするためのパスポートになっていると語っています。
5位:FP2級
FP2級は、税金・保険・年金・投資・不動産などの幅広い金融知識を体系的に学べる資格です。
金融・保険・不動産業界では実務直結スキルとして高く評価されるほか、一般企業の経営企画・人事など、お金の知識が役立つ職種への転職にも有効です。
また、勉強内容が老後資金・保険の見直し・税金対策など日常生活に直接活かせるため、資格取得が自分自身の資産形成にも役立つという一石二鳥の価値があります。
合格率は40%から60%で、勉強時間の目安は150時間から300時間、受験料は8,700円(学科・実技合計)です。
試験は年3回(5月・9月・1月)実施されています。
一般企業から保険会社への転職を実現した30代の方は、FP2級を持っていることで面接で基礎知識があると判断してもらえ、未経験でも採用されたのは資格のおかげだと話しています。
6位 基本情報技術者試験 IT業界への未経験転職・キャリアアップの登竜門
基本情報技術者試験は、IT国家資格の中でもエンジニアの登竜門として位置づけられる資格です。
アルゴリズム・プログラミング・ネットワーク・セキュリティなどの基礎知識を証明でき、未経験からITエンジニアやSEへの転職を目指す方の第一歩として最適です。
合格率は30%から40%で、勉強時間の目安は200時間から400時間、受験料は7,500円です。IT系求人の応募要件に基本情報保有者優遇という記載が多数見られるため、持っているだけで選考で有利になる場面が多くあります。
7位 MOS 事務職の必須スキルを客観的に証明
MOSはWord・Excel・PowerPointなどMicrosoft Officeの操作スキルを証明する国際的な資格です。
Excelが使えますという自己申告を客観的に証明できる点が転職市場での強みで、事務・アシスタント職ではMOSを保有しているだけで書類選考通過率が上がるケースも少なくありません。
合格率は70%から80%で、勉強時間の目安は40時間から80時間と比較的短く、受験料は科目によって異なりますが約10,780円です。事務職求人の歓迎条件に頻出するため、即効性が高い資格といえます。
8位 秘書検定 業界を問わず好印象を与えるビジネスマナーの証
秘書検定は秘書職だけのための資格ではなく、ビジネスマナー・コミュニケーション・敬語・文書作成など、あらゆるオフィスワークに必要なスキルを体系的に学べます。
接客・営業・受付・総務職など、人と接する仕事全般で評価される資格です。
準1級には面接試験があり、合格率はやや下がりますが、勉強時間の目安は60時間から120時間、受験料は級によって4,100円から6,500円となっています。業界を問わず評価されるため、転職先が定まっていない段階でも取得しやすい資格です。
9位 ウェブ解析士 Webマーケティング職への転職で実務への理解度を示す
ウェブ解析士は、Google AnalyticsなどのWeb解析ツールを活用し、データをもとにマーケティング施策を立案する能力を証明する資格です。
SEO・SNS・Web広告運用などWebマーケティング職への転職において、実際のデータを読める人材であるという実務力の証明として評価されます。
合格率は60%前後で、勉強時間の目安は100時間から200時間、受験料はテキスト込みで17,600円です。デジタルマーケティング職を目指す方にとって、専門性を示す有力な資格のひとつです。
10位 AWS認定資格 需要急増中のITインフラ系で引く手あまた
Amazon Web Servicesの認定資格は、クラウドインフラのスキルを証明するグローバル資格です。
DX推進に伴うクラウド移行の加速により、AWSスキルを持つ人材の需要は年々急増しており、特にITインフラ・SRE・クラウドエンジニア職では非常に高く評価されます。
エントリー向けのクラウドプラクティショナーは勉強時間80時間から150時間で取得を目指せます。受験料は資格によって異なりますが、約15,000円からとなっています。IT業界での市場価値を大きく高めたい方に特に有効な資格です。
11位 登録販売者 全国の薬局・ドラッグストアで求められる安定の国家資格
登録販売者は、第2類・第3類医薬品を販売できる国家資格です。
ドラッグストア・調剤薬局・コンビニチェーンなど全国に求人が存在し、地方移住や転居を伴う転職にも対応しやすい点が特徴です。
合格率は45%前後で、勉強時間の目安は150時間から400時間、受験料は都道府県によって12,800円から18,100円程度です。介護・福祉業界でも健康相談に対応できる人材として評価されるため、活躍の場が広い資格といえます。
12位 危険物取扱者乙種4類 取得しやすく、インフラ・工場系で底堅い需要あり
危険物取扱者乙4類は、ガソリン・軽油などの第4類危険物(引火性液体)を取り扱える資格です。
ガソリンスタンド・化学工場・物流倉庫・電力会社などインフラ・エネルギー・製造業で幅広く求められており、求人数も安定しています。
合格率が約35%から40%と比較的取得しやすく、勉強時間の目安は40時間から60時間、受験料は4,600円です。短期間で取得できるため、転職活動の準備期間中でも挑戦しやすい資格のひとつです。
13位 電気工事士第二種 一生モノの技術、建設・設備管理など中高年の転職にも強い
第二種電気工事士は、一般住宅や小規模店舗の電気工事を行える国家資格です。
電気工事は電気工事士の資格を持つ人でなければできない独占業務であるため、資格保有者は安定した需要を持ちます。
合格率は60%から70%で、筆記・実技合わせた勉強時間の目安は150時間から200時間、受験料は9,600円です。建設・設備管理・リフォーム業界で長く働きたい中高年の方に特におすすめの資格です。
14位 医療事務 全国どこでも働けてライフステージの変化にも柔軟対応
医療事務は、病院・クリニック・調剤薬局などで患者の受付・会計・診療報酬請求(レセプト)業務を担う職種のための資格です。
全国どこにでも医療機関があるため、転居・結婚・出産後の復職など、ライフイベントに合わせて柔軟に働けるのが最大の強みです。
代表的な資格は診療報酬請求事務能力認定試験で、難易度が高い分、取得すると採用時に高く評価されます。勉強時間の目安は資格によって異なりますが、100時間から400時間程度が一般的です。
15位 保育士 慢性的な人手不足で未経験からでも正社員転職が狙いやすい
保育士は、保育所・認定こども園・学童保育などで子どもの保育を行える国家資格です。
日本全国で深刻な保育士不足が続いているため、資格を取得すれば未経験・異業種からでも正社員転職のハードルが大きく下がります。
合格率は20%から25%で、勉強時間の目安は300時間から500時間、受験料は12,950円です。就職・転職のしやすさは資格の中でもトップクラスであり、手に職をつけたい方に力強い選択肢となります。
16位 社会保険労務士 企業の人事・労務スペシャリストとして年齢問わず高評価
社労士は、労働・社会保険に関する法律の専門家として、企業の人事・労務管理を担う国家資格です。
難易度は高いですが、取得すると独立開業・企業内社労士・コンサルタントとして幅広いキャリアパスが開けます。
合格率は6%から7%と難関で、勉強時間の目安は800時間から1,000時間、受験料は15,000円です。特に人事・総務職の方がキャリアアップを目指す際に強力な武器となる資格です。
17位 中小企業診断士 経営コンサルの視点が身につき管理職候補として転職に有利
中小企業診断士は、企業の経営課題を診断・助言できる唯一の国家資格です。
財務・マーケティング・人事・IT・法務など経営全般を体系的に学べるため、コンサルタント・経営企画・事業会社の管理職候補としての転職で非常に高く評価されます。
合格率は4%から8%と高難度で、勉強時間の目安は1,000時間から1,500時間、1次試験の受験料は17,200円です。社内・社外どちらでも活かせる汎用性の高さも大きな魅力です。
とってよかったと実感できる!転職に強い資格の3つの条件
数ある資格の中からランキングを選定するにあたって重視した3つの基準をご紹介します。
資格選びに迷ったときの判断軸としてぜひ活用してください。
条件1 企業が求める実務直結スキルを客観的に証明できる
資格はあくまでもスキルを持っている可能性があるという証明に過ぎません。
大切なのは、その資格が採用担当者の目に業務で使える能力の証拠として映るかどうかという点です。
簿記2級は経理実務に即活用できるスキルの証明、宅建は不動産取引業務の遂行能力の証明、AWS認定はクラウドインフラ構築スキルの証明として機能します。面接では、なぜその資格を取ったか・業務でどう活かすかまで語れるように準備しておくことが重要です。
条件2 資格手当やベースアップで投資を回収しやすい
資格取得にはお金と時間がかかります。
コスパが良い資格とは、取得にかかった費用・時間を、資格手当や昇給・年収アップによってできるだけ短期間で回収できる資格のことです。
宅建は資格手当が月10,000円から30,000円のため、1年で12万円から36万円の収入増になります。社労士は独立開業で年収1,000万円超も可能で、電気工事士は工事現場での手当・単価アップに直結します。
条件3 独占業務があり、未経験・年齢の壁を越えやすい
独占業務とは、その資格を持つ人しかできない仕事のことです。
独占業務を持つ資格は、企業が法律的に資格保有者を採用せざるを得ないため求人数が安定しており、年齢や未経験のハンデを乗り越えやすくなります。
宅建士・電気工事士・社労士・保育士・中小企業診断士などがその代表例です。これらの資格は、取得後に一定の求人が確保されているという点で、キャリアチェンジの安全網として機能します。
転職と資格に関するよくある質問
Q. 働きながらでも独学で取得しやすい資格はどれですか?
ITパスポート・FP3級・MOSは、独学3か月から6か月で取得できるケースが多く、フルタイムで働きながらでも無理なく挑戦できます。
いずれも通年受験またはCBT受験が可能なため、自分のスケジュールに合わせて受験できる点も社会人に向いています。
まず1つ取ってみるファーストステップ資格としても最適で、取得後の自信や学習習慣が次の資格取得にもつながります。
Q. 資格なし・未経験でも資格を取れば転職できますか?
独占業務系の資格(登録販売者・電気工事士・保育士など)は未経験歓迎の求人が多く、資格があれば未経験転職のハードルが大きく下がります。
特に保育士・登録販売者は慢性的な人手不足のため、資格取得後に即転職できたケースも多数あります。
一方、簿記やMOSはあると有利ですが、それだけで採用が決まるわけではないため、面接対策も並行して進めることが大切です。
Q. 履歴書に書く際、何級(何点)から評価の対象になりますか?
一般的な目安として、簿記は2級以上が評価の対象となり、3級は勉強中の補足に留めるのが適切です。
TOEICは600点以上が評価の入り口で、外資系・IT系では700点から800点以上が望ましいとされています。
英検は2級以上が評価されやすい目安です。これらのラインに達していない場合でも、取得に向けて勉強中(〇月受験予定)と記載することで学習意欲としてアピールできます。
Q. 今の仕事と全く関係ない資格を取っても転職に有利になりますか?
直接関係のない資格でも、継続して学べる人材というアピールになります。
ただし、必ず転職先でどう活かすかのストーリーをセットで語れるように準備しておくことが大切です。
理想は転職先の業界・職種に関連する資格を選ぶことです。難しい場合は、ITパスポートやTOEICのような汎用性の高い資格を取得することが最も安全な選択肢になります。

